2012年10月10日水曜日













こんばんは、深田美沙子です。
今回は、銅版画の作品を出すので、ちょっとそのお話。

銅版画は、銅版に凹部を作り、
その凹部にインクを詰めて紙に刷るのだけど
刷る時に使うのが、このプレス機(写真)

プレスし終わるまで自分の作品が
どう仕上がってるかがわからなくて、
初めて見る瞬間がいつもドキドキです。

ちょっとしたインクののり具合や、版の堀の深さで、ぜんぜん絵が違ってくるんです。

まだまだ素人の私は、想像通りに仕上がった事が一度もなく、
仕上がった瞬間、「えーこんなんなっちゃったの!」ってショックを受けることもしばしば。。

でもずっと見てると、不思議と、最初失敗と思ってた線や面が、生きてきて、魅力的に見えてきたりするんですよね。
実際、描いた時と仕上がりは、反転してるし、
私が描いたようで描いていない、不思議な感覚になります。
だから、おもしろい!

と言っても、
弁解しようのない位の失敗作も多々
刷り上がってまして。。

本番まで、あと少し。
最近は半分祈りながら、プレス機を回してます。

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